大腸ポリープ
ポリープとは粘膜の上にいぼ状に隆起したものをいいます。その多くは「腺腫」という良性の腫瘍で、ゆっくりと増大していきますが、大きくなると、出血したり、悪性腫瘍(癌)に変化したりするので、摘出が必要となります。大腸ポリープはほとんど症状がなため、診断には内視鏡検査が必要不可欠です。
治療
良性または早期の癌は、内視鏡にて治療が可能です。進行した癌や、内視鏡にて治療が困難なものは外科手術になります。
当クリニックでは、外来にて治療可能なポリープに対しては、内視鏡治療(日帰り手術)を行っています。外来治療が困難な場合や、悪性を疑う場合は、近治療可能な病院をご紹介致します。 →詳細はこちら
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は大腸全体または一部に慢性の炎症を起こす病気で、下痢、腹痛、血便などの症状を引き起こします。原因や病態が解明されていないため、特定指定難病に指定されています。内視鏡検査及び細胞検査にて診断を確定します。
治療
内服や食事療法が中心となりますが、重症になると入院、手術が必要となることもあります。当クリニックでは、外来治療が可能な方に対し投薬治療のみを行っています。治療困難となった場合は、近くの病院を紹介致します。土曜日の外来・検査も行っておりますので是非ご利用ください。
消化管出血
排便の際に便に血液が混ざっていた場合、大腸癌検診にて便潜血(+)となった場合、出血の原因を精査する必要があります。原因としては、大腸癌、ポリープ、大腸憩室出血、炎症性疾患(潰瘍性大腸炎、感染性腸炎、急性腸炎など)、肛門疾患などがあげられます。また、赤い血と認識できなくても、便がコールタールのように黒く変色していた場合は、上部消化管(胃、十二指腸潰瘍、胃癌など)や口側大腸からの出血の可能性が考えられます。慢性の貧血を指摘された場合も同様です。気になる症状が出現した際は早めにご相談ください。
治療
大腸内視鏡、胃カメラにて診断します。症状に合わせて検査の種別、時期をご相談させていただきます。入院や緊急処置が必要と判断した場合は、可及的に早く近くの病院をご紹介致します。